社会受容性・利害関係者調整等を軸にした社会実装及び人材育成プログラム等の開発

研究開発
テーマ
⑦安全・安心・賑わいのあるみち空間と交通システム構築
⑲サービスの社会実装に向けた人材育成
取組概要 <⑦安全・安心・賑わいのあるみち空間と交通システム構築>
生活道路において暮らしの足として自動運転車が溶け込み、安全性や利便性が高まる社会の実現を目的として、地域の社会的受容性・協働性の獲得や、必要な制度の整備、経済効果の算出等の手法について提案する。すでに先行して通年運行事業を行う4地域(茨城県境町、北海道上士幌町、愛知県日進市、東京都大田区(羽田イノベーションシティ)で調査・実証を行う。社会実装を推進するノウハウを、リ・デザイン・ガイドラインとして公開し、他地域の実装に役立てる。
<⑲サービスの社会実装に向けた人材育成 >
通年運行事業として自動運転バスのサービスを展開してきた4地域(茨城県境町、北海道上士幌町、愛知県日進市、東京都大田区(羽田イノベーションシティ))における人材の発掘・育成・定着に必要なノウハウをまとめ、e-learningプログラムの整備および、モビリティナレッジセンターの開設を行う。
実施者 BOLDLY株式会社、住友商事株式会社、同志社大学、多摩大学、室蘭工業大学、明治大学
解決を
目指す
課題
<⑦安全・安心・賑わいのあるみち空間と交通システム構築>
・日本における生活道路における歩行者・自転車等が絡む交通事故が他国より多い。
・国内の自動運転の取り組みが、実験ばかりで、実装(通年運行事業)にまで至らないケースが多い。技術実証ばかりで、ビジネルモデルの構築が遅れている
・運賃による公共交通の価値評価に限界があり、赤字補填のみでは廃線・減便が止められない。
<⑲サービスの社会実装に向けた人材育成 >
・レベル4などのモビリティを安全かつ早期に地域にインテグレートする過程で、課題解決の経験に富み、責任感をもって現場に立てる人材が不足している。
・単なるモビリティの運行だけでなく、地域との連携をプロデュースする人材が不足している。
・地域人材同士のノウハウが集約・横展開される仕組みがない。
研究成果 <⑦安全・安心・賑わいのあるみち空間と交通システム構築>
【2025年度】
・10地域以上の通年運行事業を実現
・リ・デザイン・ガイドラインの公表(先行地域のノウハウとして)
・実証エリアでの事故低減効果の確認
【2027年度】
・リ・デザイン・ガイドラインの中で全国普及に資する普遍的内容を法制度、基準、通達、政府報告書等に反映
<⑲サービスの社会実装に向けた人材育成 >
【2025年度】
リ・デザイン人材育成プログラムとして以下を実施する。
・e-learningプログラム公開
・ナレッジセンター設立
【2027年度】
・e-learning、ナレッジセンターを活用し、1,000名の受講者を育成。プログラムコンテンツの拡充。地域プロデューサー同士の交流コミュニティを醸成する